基本情報
分類
キンポウゲ科イチリンソウ属
多年草で発達した地下茎がある。根出葉は長い柄をもち、3出複葉になるか掌状または3出状に分裂する。茎は1輪かまたは分枝し、茎葉が輪生または対生する。花は1個が花茎の先端につくか、数個-10数個が集散状花序または散形状花序となる。萼片は花弁状で5-10数枚。花弁はない。雄蕊は多数つく。果実は痩果となる。
Wikipedia
分布
本州中部地方以北及び北海道
花の色
白
花期
6〜8月
みっけメモ😎
見つけた場所
2023年6月、北岳でみっけ🌸
関連情報
代表的な高山植物の一つです。雪田周辺でよく咲きます。太平洋側よりも、積雪量が多い日本海側で美しい群生が見られる傾向にあります。また、同じ山域の中でも日当たりもよく積雪が多そうな地形で群生に出会うことが多い気がします。
石川県にある白山で発見されたので、「ハクサンイチゲ」と名付けられました。
「イチゲ」と名がつきますが、一つの茎に複数の花を付けます🌼
茎や葉、花柄など色んなところに毛が生えてます🌼
なお、花びらに見える部分は全て萼片だそうです😲
陽の光を燦々と浴びるハクサンイチゲの姿を見ていると、登山の疲れも吹き飛びます🎵
他にイチリンソウ属の似た花として、以下のような花があります。
- ヒメハクサンイチゲ
- ムラサキハクサンイチゲ
- ミドリハクサンイチゲ
- シコクイチゲ
- ユキワリイチゲ
ハクサンイチゲは先祖返りしやすいみたいで、先祖返りして花の色が緑になったものがミドリハクサンイチゲと呼ばれているようです。
どうも、私が北岳に登った際にもミドリハクサンイチゲが咲いていたようなのですが気づかず無念です。
ぜひ一度見てみたいです😊
お花を見つけた北岳のこと
北岳は、花の百名山にも選ばれている植物の宝庫です。
また、深田久弥によって日本百名山にも選ばれています。近隣にある「間ノ岳(百名山)」「農鳥岳」へと続く登山道も大変美しい稜線歩きが楽しめます。
「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」の三座は、「白峰三山」と呼ばれています。
また、北岳では6月中旬に北岳にしか咲かない「キタダケソウ」を見ることができます。
キタダケソウは、ハクサンイチゲによく似た花ですがよく見ると全然違います😊
日本第二位の標高(3193メートル)ですし、登山道も勾配があるので楽に登れる部類の山ではありませんが、キタダケソウと供に素晴らしい景色も見ることができ、大変楽しい登山になることは必至です😊
バスが開通していない時期でも、営業している山小屋があります。バス開通前は、登山者が少なく快適に登山ができますが、一方で残雪や人が少ないが故のリスクを十分に理解し、きちんとした対策・計画の上でチャレンジする必要があります。また、通れない道もあるので事前の入念な調査が必須です。
6月中旬以降は、登山口までバスが出ており比較的楽に登れます。
山梨交通路線バス情報は、以下のURLからアクセスできます。
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/
甲府駅からバスが出ているので、完全に車を使わない方法でもアクセス可能です。
ただし、2023年時点でバスは甲府駅→登山口方面が1日6便、登山口方面→甲府駅が1日5便しかないようですので、計画的な行動が必要です。
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