基本情報
分類
ユリズイセン科アルストロメリア属
花の色
ピンク、黄色
花期
4〜7月
みっけメモ
見つけた場所
2023年6月、静岡県焼津市でみっけ🌸
関連情報
名前の由来、原産地など
花の名は、18世紀の博物学者であるリンネ博士によって、彼の親友であるアルストレーマーさんに因んでつけられたそうです。
リンネ博士がアンデス旅行中に見つけたとか😊
南米原産で、同属には約50種類近くが知られているそうです。
アンデス山脈に咲いているそうですが、美しい山の中でこの花が自生している景色は最高に美しいのでしょうね🤩
一度見てみたいです。
日本には、大正時代にやってきており現在(2023年時点)は長野県伊那市上伊那が日本一の生産地、ついで愛知県、山形県での生産が多いそうです🪴長野での生産が多いのは、もともとアンデス山脈という高地に生きていた名残でしょうか。
上伊那では、年間1000万本以上のアルストロメリアを出荷しているそうです‼️
1000万本のアルストロメリアだなんて、規模が大きすぎて想像もできません。
雄性先熟で自家受粉を防止
植物の中には、自分の雄しべからできた花粉を自分の雌しべに受粉させる「自家受粉」を防ぐための仕組みをもっているものが多くあります。
アルストロメリアもそのような仕組みを持った植物の一つです。アルストロメリアの場合は、雄しべを先に成熟させて、自家受粉を防いでいます。このように、雄しべを先に成熟させる場合を「雄性先熟」というそうです。
また、アルストロメリアのように、雄しべや雌しべの成熟時期が異なる場合「雌雄異熟」というそうです。
キク科、ユキノシタ科、セリ科の植物に雄性先熟がよくみられるそうです。これとは逆に、雌しべが先に成熟する場合を「雌性先熟」といい、アブラナ科、オオバコ科、ゴマノハグサ科の植物によくみられるそうです。
上記のような植物とは異なり、植物の中には、雄しべや雌しべの成熟時期をずらさないものもありますが、自家受粉したくない植物の場合は自分の雄しべからできた花粉が自分の柱頭に付いてしまっても、自分の花粉では発芽しなかったり、発芽した場合でもうまく成長できないような仕組みを備えているようです。
自家受粉を避けることで、遺伝子の多様性が発生しやすく、結果としてより子孫を残しやすいというメリットがあります。
一方、自家受粉には受粉できる可能性を格段に上げることができるメリットがあるので、これまで生きてきた環境によってどちらを選択したかが分かれるのだと思います。また、花をつける半分くらいの植物が自家受粉をしているという情報もあり、自力での移動が難しい植物の繁殖にとって自家受粉は重要な繁殖の手段になっているようです。
自家受粉を避けた方が良いのか、積極的に取り入れた方が良いのか、ケースバイケースとしかいいようがなさそうです。
植物は、しゃべったり歩いたりしないので、見た目ではわかりにくいですがすごい仕組みを持っているんだなあと驚きます。
捻じれた葉っぱ
よく見てみると、アルストロメリアの葉は茎から捻じれてついています。理由は不明だそうですが、なぜこのような付き方をしているのか気になります。
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